前職
フィットネスクラブ運営会社でインストラクター→ヨガスタジオ店長→人事採用→事業運営支援
キャリアパス
2022年10月 採用事務(非常勤)で入職
2023年5月 常勤転換(人事採用)
現在に至る
前職について
スポーツトレーナーから採用担当へ
高校時代の部活でのケガがきっかけで、競技スポーツのトレーナーになりたいと思っていました。でも、一般企業に就職する可能性も残しておこう(笑)と、大学では「トレーナースポーツ経営コース」を専攻。トレーナー養成の授業がメインですが、経営学の基礎も学ぶことができました。
当時、日本のフィットネス参加率(フィットネスクラブに通っている人の比率)はたった3%。私はそれを少しでも上げたいと思い、フィットネスクラブを全国展開する企業に就職しました。
トレーナー志望で入社したのですが、一方で「結婚も出産もしたいとなると、ずっとトレーナーでいるのは難しいな」とも感じていました。では、どうやってキャリアを積むか? 店長になる? その先は?
そう考えたとき、「採用」という仕事が頭に浮かびました。自分が選考を受けているとき、採用担当のスタッフに手厚くサポートしてもらったことを思い出したのです。私の不安や疑問に丁寧に答えてくれて、内定後も研修や店舗見学でお世話になりました。
自分が店舗で直接対応するお客さんは数に限りがあるけれど、「体を動かす楽しみを多くの人に伝えたい」というトレーナーを採用することで、フィットネス人口を増やせる!と思ったのです。
それで入社してすぐ、まだ店長にもなっていないのに(笑)、「いつか採用をやりたい」と伝えました。
店舗でトレーナーとヨガインストラクターとして2年働き、店長を1年勤めたあと、人事部に異動。新卒とアルバイト・パートの採用担当となり、説明会や選考を中心に活動していました。多い日は1日に面接が8件という感じで、繁忙期の2月~5月くらいはものすごく忙しかったけれど、採用の仕事にやりがいと楽しさを感じていました。
ところが翌年、コロナ禍に突入。家庭の事情も重なって、2020年12月末に退職しました。
工房への入職
「私の知らない世界がこんなに!」という驚きと感動
翌21年9月に出産、22年4月に求職活動を始めました。「採用の仕事をしたい」と思いつつ、「さすがにそんなピンポイントの求人はないだろう」とあきらめかけていたとき見つけたのが、ダイバーシティ工房の「採用事務」の求人でした。即エントリーし、書類選考と面接を経て入職しました。
どの業界でも共通することですが、採用の仕事の魅力は、いろんな人に会えて、いろんな人の話が聞けるところではないでしょうか。
特にダイバーシティ工房の場合、学習支援と生活支援、保育園、アウトリーチもあるので、「多種多様なスキルを持つ人」や「意欲的で不思議な経歴の人」が集まってきます。「私の知らない世界がこんなに!」という驚きと感動が、前職との大きな違いかもしれません。「この人たちが、私にはできないようなさまざまな支援をしていく」と思うと、感慨深いものがあります。
採用・人事の仕事とは
「対話して理解を深める」ことにやりがいを感じる
採用や人事の仕事は、「人と話す」ことがとても大切です。
例えば、採用に際して、自分と現場の目線(チェックするポイント)がズレないように、各職場のマネージャーに「どんな人が欲しいですか」と、具体的な内容を聞き取ります。
選考の過程でも、合否だけを決めるのではなく、「この人は○○な点が良いので次に進めたい(または、「△△の点が気になるので見送りたい」)と思いますが、皆さんいかがですか?」という聞き方をして、「採用したい人物像」のすり合わせをおこないます。
採用に至った職員に対しても、「最近どうですか?」と面談したり、「何かあったら人事に相談してくださいね」と声がけするなど、継続してフォローしていきます。
このように「人と対話して理解を深める」ことが、私にはとても楽しく、仕事としてやりがいを感じています。ダイバーシティ工房は「対話」の文化を大切にしていること、自分のやりたい「人事像」とマッチしていていることも、今この仕事を楽しめている理由の一つです。
採用・人事は、人の成長を見守り続ける仕事だと思っています。人によっては、一次面接から採用までの間にも、ものすごく成長します。入職してからは、環境の変化と自分自身の成長に加速度がつくので、走りすぎてバテないように、つまずいて転ばないように、立ち止まったまま固まらないように、見守りつつ適切にサポートするのが私たちの仕事です。
応募者の方へのメッセージ
採用・人事というと硬いイメージがあるかもしれませんが、さまざま人と対応する仕事なので、実は頭も体もフル回転の毎日です。ダイバーシティ工房は成長途中の組織ということもあり、人事制度も現在整えている最中。「決まったレールに乗って安定して働きたい」というより、「変化を楽しめる柔軟性」や「心のしなやかさ」のある人の方が、働きやすい職場だと思います。
採用シーズンの年末から年度末にかけては本当に忙しいのですが、「たくさんの人が興味を持って応募してくれた!」とポジティブに捉えて、楽しく仕事をしています。春から夏にかけては少し落ち着くので、採用のためのイベントや働きやすい環境づくりなどを一緒に考えていけたらうれしいです。
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